コスパの高いネットワークスイッチTL-SG108Eを試す

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部屋の中にサーバを1台追加した関係で、ネットワークスイッチを追加購入することになりました。うちのLANは、家庭内の一般利用とサーバの管理用の2つのセグメントに分けているので、いっそのことport数の多いネットワークスイッチを購入して、VLANでセグメントを分割できないかなーって思って探したら、なんと約3500円(2024年10月現在)でVLAN対応のスイッチが購入できることが分かったので興味半分に買ってみました。

購入したのはTP-Link TL-SG108E

詳しい製品名は、TP-Link アンマネージプロスイッチ というシリーズのTL-SG108E というやつです。

既にもっているネットワークスイッチは、一般家庭でもよく使われている5portタイプのもの(バッファロー製)で2千円台で購入できます。でもネットワークを管理できるような機能は持っていません。もう1台、2千円で購入するくらいなら、VLANが利用できる8portタイプのもの1台で済ませちゃおうと考えた次第です(結局は、おもしろそうだから..)。

本体はちっせぇー

早速届いたAmazonの箱を空けて、スイッチの箱を見ると「無償永久保証」って書いてある。。。スゲエなマジか。。
本体を取り出すと更にちっちゃく感じる。もっとデカイのを想像していたけれど、幅18cmしかない、むっちゃ軽い、380gしかない。

設定はWebでカンタン..

名前の通り、この製品は「プロスイッチ(笑)」なので管理機能を持っています。WebのGUIでこのスイッチの管理機能にアクセスができるのですが、Installation Guideを見ると、接続したネットワーク内にDHCPサーバが存在していれば、このスイッチに、自動的にIPアドレスが割り当ててくれます。接続したネットワーク内にDHCPサーバが存在しなければ、このスイッチのIPアドレスは 192.168.0.1 になるようです。
オイラのおうちでは、ホームルータでDHCPが稼働しているので、IPアドレスが自動的に割り当てられました。ホームルータの割り当てIPアドレスの一覧画面で確認すると、192.168.1.3が割り当たっていました。便利だなー!!

お仕事で扱うネットワークスイッチは、シリアルケーブルでコンソール接続して、最初にスイッチの管理用のIPアドレスを設定するところから始めることが多いので、スイッチが既設のネットワークに自動的に接続されるのは便利です。

TL-SG108Eの管理GUIにログイン

割り当てられたIPアドレスにブラウザからアクセスすると、ログイン画面が表示されます。

ユーザ admin 、パスワード adminでログインすると最初にパスワードの変更が求められます。キチンとしていますね。

ログインすると System Info 画面が表示されます。

左側には機能メニューがあります。

VLAN設定をしてみる.. (Port Based VLAN)

VLANメニューの一覧を見ると、MTU VLAN、Port Based VLAN、802.1Q VLAN (タグVLANとも言う) の3種類のVLAN設定ができるようです。今回のは、portを論理的に分割して使用したいだけなので、Port Based VLANを選択します。初期状態では以下の通り、port1-8がVLAN 1に割り当てられています。

今回は、port1-4をそのままVLAN 1で、port5-8をVLAN 2で管理したいので、以下の画面で、「VLAN ID」に2を指定し、port5-8をcheckして「Apply」をクリックします。

すると、このようにport VLANを2つ作成することができました。VLAN設定もカンタンだー。

これで、VLAN 1では192.168.1.0/24のホームネットワーク、VLAN 2では192.168.2.0/24の管理ネットワークで、ネットワークセグメントを分けて利用することができるようになりました。192.168.1.0/24ではホームルータがDHCPを運用し、192.168.2.0/24のほうでも独自にPXEブート用のDHCPを運用していますが、VLANの分割でパケットが混在することはありません。めでたしめでたし。。

他にはどんな機能があるのか..

Port Setting

各portの有効/無効、速度、フロー制御を管理できます。デフォルトのまま使えば良いのでいじることはないかな。。速度はAutoに設定していますが、port1の速度が100Mでしかリンクしていないのは、マンションの壁に埋め込まれているLANケーブルが古い(100Mbpsの仕様)からかな。。ホームルータに接続しているportなので、100Mbpsというのは残念です。でも、スイッチのせいじゃありません。

IGMP Snooping

IGMPスヌーピング機能です。マルチキャスト通信を効率よく運用するための機能です。ユーザガイドのSwitchingの5章で、例をあげて詳しく説明してくれています。親切だ。。

Static LAG Setting

LAG(リンクアグリゲーション)機能です。複数のportを1つのportのように扱い、性能と対故障性を向上させる機能です。へー、LAGもできるんだ。。

Port Statistics Info

各portの統計モニタリング機能です。

Port Mirror

portミラーの機能です。ネットワークトラフィックを監視するために使います。

Cable Test

ケーブルテストの機能です。接続状態とケーブルの長さが表示されます。長さ、分かるンかーい。

Loop Prevention Setting

接続がループしちゃっているのを検出する機能です。

MTU VLAN Configuration

MTU VLANの機能です。アップリンクportを定義し、他の各portと複数のVLANを構築する機能だそうです。

802.1Q VLAN Configuration

いわゆるタグVLANと呼ばれる機能で、タグ付きフレームでネットワークを分割する機能です。ユーザガイドのConfiguring VLANの5章で、例をあげて詳しく説明してくれています。親切だ。。

802.1Q VLAN PVID Setting

untaggedフレーム(タグ無しフレーム)を受信した場合のVLAN IDの設定です。デフォルトではVLAN1がタグ無しに設定されています。

QoS – Global Config

QoS(Qualit of Service)は、ネットワーク品質=帯域を管理する機能です。portベース、タグベース(802.1P Based)、DSCP/802.1Pベース、のいずれかを選択できます。

Bandwidth Control Setting

入力(ingress)と出力(egress)のそれぞれで帯域制御が行えます。

Storm Control Setting

ブロードキャスト・パケット、マルチキャスト・パケッおよびULフレーム(不明なユニキャストフレーム)を監視することができます。

IP Address Setting

このスイッチの管理機能にアクセスするためのIPアドレスの設定です。デフォルトではDHCPが有効なので、DHCPサーバが割り当てたIPアドレスとゲートウェイが設定されています。

System Tools

設定のバックアップ/リストア、スイッチの再起動、工場出荷値へのリセット、ファームウェアの更新、といった機能があります。

よく出来たユーザガイドが提供されている

tp-linkのサイトで、TL-SG103E のマニュアル、データシートがダウンロードできます。
ユーザガイドは、英語だけれども、設定例まで説明してくれているのでとても親切だと感じました。

所感..

まず値段が安い!! なのに、VLAN,LAG,QoS といったお仕事で使うネットワークスイッチの機能がおうちでテストできる、というのはとてもありがたいです。tp-linkのネットワーク製品、購入したの3つ目ですが、安価なのにどれもよく出来ていますね。。

欲を言えば、arpテーブルの情報が見れるとか、APIが使えるとかだと良かったけど、そこまでは贅沢言えないなー。だって、ものすごい安いのですから。。

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