犬でも分かるUjam Virtual Guitarist(5): Instrument ModeをMIDIで鳴らす

UJAM

前回は、Ujam Virtual GuitaristのPlayer ModeをDTMソフトに打ち込んだMIDIデータで鳴らす解説をしました。今回は、Instrument ModeをMIDIデータで鳴らす解説をします。

Player ModeのデータをDrug&Dropするのが一番簡単

ところで、Virtual GuitaristシリーズのPlayer Modeでは、C0~B2キーがフレーズに割り当てられています。Virtual GuitaristのGUIのC0~B2キーの上部1/3くらいのところをマウスでDrugして、DTMソフトのトラック上にDropすると、Instrument ModeのMIDIデータに変換されて2小節分のパートが登録されます。あーら、便利。。
以下のパートは、Player Modeの「91 bpm – Play Cool」のフレーズメニューからC2のスタイルフレーズをDrug&DropしたMIDIデータです。

キーエディターを下にスクロールしないと見えないですが、C#-2 がInstrument Modeのスイッチとして使われていることに注意です。

入力されているMIDIデータは、犬でも分かるUjam Virtual Guitarist(3): Instrument Modeの音の出し方 で解説したキー割り当てに対応させると理解することができます。

ここから読み取れる「Player ModeのフレーズをInstrument ModeのMIDIデータに変換する」ルールは、以下の通りです。
・C3以上のキーでコードを指定
・B2以下のキーでは、Articulationを組み合わせつつ、リズムフレーズを入力
・Trigger ModeはOffの状態。発音の長さは、C#2(Release)キーによる無音部分でコントロールしている。

Instrument ModeをMIDIで鳴らす方法は知っておいた方がいい

前述のように、Player ModeのフレーズをDrug&DropでMIDIデータに変換するのはとても楽なんですけど、Player Modeのフレーズの中から、自分が本当に弾きたいリズムフレーズが見つからなかったときは、自分自身でB2以下のMIDIデータを打ち込んで組み立てないとならないので、Instrument ModeにおけるMIDIデータからの音の鳴らし方は抑えておいたほうが良いと思っています。

Instrument ModeのスイッチはC#-2

Virtual GuitaristをInstrument Modeで鳴らしたい範囲では、必ずC#-2キーが入力された状態にしておかなくてはなりません。これは切り換えスイッチとして働くものではなく、ずっとC#-2を入力しておく必要があります。前述の画面では、リズムフレーズに合わせてC#-2を入力していますが、ベタ打ちで入力していてもOKです。但し、入力がないと、Player Modeに変わってしまって、発音が変わってしまうので注意しましょう(もちろんPlay Modeに則したMIDIデータを入力するなら、それでもOKです)。

(1)Trigger ModeがOffのときのリズムフレーズの入力方法

今回実験してみて分かったことは、Trigger ModeのOff/Onによって、音のリリースをコントールする方法が異なるということです。従って、Trigger Modeによってリズムフレーズの入力方法は異なります。

最初に、Trigger ModeがOffの場合のリズムフレーズの入力方法です。C3以上のキーでコードを指定し、B2以下のキーでリズムフレーズを組み立てます。B2以下のキーのリリース長を短くしても発音が短くなる訳ではないので、発音の長さを短くしたい場合は、明示的にC#2(Release)キーを入力して無音部分を挿入します。

Trigger ModeとArticulationは先頭に指定しましょう。以下の例では、A#2キーでArticulationをOpen(開放弦)、C#1キーTrigger ModeをOffに切り換えています。

A#2のキー入力では、Ariticulation切り換えと同時に音がStrumming(全ての弦を使って弾く奏法)で鳴ってしまうので、1拍目にはB1(Downstroke)を入力していません。2拍目以降からDownstrokeをニュを力しています。Strummingの奏法では基本的に、じゃーーんと音が鳴りますが、次のStrummingのキー入力があれば、前の発音はそこで止まります。次のキー入力よりも前に発音を止めたい場合は、明示的にC#2(Release)キーを入力して無音部分を作成します。
この例では、C3以上のキーで指定したコードがStrummingで「じゃーんじゃんじゃじゃじゃーんじゃ(最後だけ短く切る)」と鳴ります(あくまでも主観です(笑))。

(2)Trigger Mode Onのときのリズムフレーズの入力方法

次は、Trigger ModeがOnの場合のリズムフレーズの入力方法です。C3以上のキーでコードもリズムフレーズも組み立てます。B2以下のキーは、弦の弾き方を指定するスイッチとして扱います。

Trigger ModeとArticulationは先頭に指定する点は同じです。以下の例では、A#2キーでArticulationをOpen(開放弦)、D#1キーTrigger ModeをOnに切り換えています。

この例では、C4キー、E4キーでコードを指定しつつ、リズムフレーズも指定しています。そして、キーのリリース長さが十分に長いときには、「じゃーん じゃん じゃ じゃ じゃーん じゃ」と鳴りますが、リリースの長さが短い(末尾が100以下くらい)ときには、「じゃーっ じゃっじゃ じゃ じゃーっ じゃ」と鳴ります(あくまで主観です)。

面白いことに、以下の例のようにDownstrokeを指定するB1キーを1小節の長さで入力すると、C4キー、E4キーのリリース長さが短くても、「じゃーん じゃん じゃ じゃ じゃーん じゃ」と鳴ります。Trigger Mode Offのときのなり方と聴感では同じでした。

アルペジオを入力したいときは、基本的にTrigger Mode Off

Instrument Modeでは、C2,D2,E2,F2,G2,A2の6つのキーで、ギターの各弦をpickingで発音することができます。だから、リズムフレーズをB2以下で入力するTrigger Mode Offのほうが、入力は楽です。なぜなら、C3以上のキー入力はコードが変わるまで同じで良いからです。
以下の例では、Trigger Mode Offのときに、アルペジオを入力した例です。

もし、アルペジオで各弦のリリース時間をコントロールするとしたら、各pickingの間にC#2(Release)キーを挿入するのでしょうけれど、現実のギターの演奏において、アルペジオ演奏中に1弦ずつリリース時間をコントロールすることなんか人間はできないのですから、そこは気にしなくて良いかと思います。
一方で、アルペジオをミュートで発音するとか、半ミュートで発音するということなら、Articulationのスイッチ(ミュートはF#2,半ミュートはG#2)で実現できます。

所感

Play ModeでプリセットされているフレーズをDrug&Dropで、Instrument ModeのMIDIデータに変換してくれるのは便利なんですが、それを元に自分好みのフレーズに修正するには、基礎知識が必要ですし、最初から自分のイメージ通りのフレーズを入力するのには、基本的な知識が必要です。それを理解するためのチュートリアルがないので、この記事がチュートリアル相当のコンテンツになるんじゃないかなと思っています。
それにしても、やはりB2以下のキーでリリース長をコントロールできるようにしたら、Trigger Mode Onは要らないんじゃないかな、って想像してしまうのですが、何か用途があるのかなあ。。

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オイラはUR22C+Cubase Artist 13+Synthesizer V Studio Pro スターターパックで音楽作成しています。





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